INDEX 各ページへ
TOP トップページへ
Information
お知らせ
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
いつも当ホームページをご覧
いただきありがとうございます。
こちらのページは、私事では
ありますが、ご覧になった方々
とのご縁や出来事などを ご報告
させて頂きたいと思います。
また、映像・アート界の最近感じた
事などを色々書かせても頂きます。
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
<New open lifework site>
「TSUKUNOGAMI」
ライフワーク作品サイト
https://tsukumogami.site/
こちらのサイト内にある、Gallery03
からスピンアウトした独立サイト
TSUKUMOGAMIのホームページが
出来ました。主に習作集を公開
するページですが本編を公開する
写真展を開催する予定でおります。
<移転のお知らせ>
2015年5月1日より、サーバーを
移転しました。それに伴いサブ
ドメインサイトから、.tokyoドメイン
サイトにしました。今後も
よろしくお願いいたします。
新ドメインサイト
https://sarmiento.tokyo/
(2015年5月1日開設。)
旧サブドメインサイト
http://sarmiento.nsf.jp/
(2015年4月30日閉鎖。)
<Renewal Site>
「雲の動物園」 Cloud Animals
https://sites.google.com/site/cloudanimalzoo/
2年前から公開しております私の趣味サイト、
雲型動物写真のページをリニューアル
しました。掲載写真のサイズが大きくない
ので詳細が分かりにくいとの御意見に
対応して、写真解説の画像を
合わせて兼載しました。
この私の無限??な妄想にお付き合い
頂けたら幸いです。こちらへもご来訪
下さいませ。3年目の撮影も先日から
始めております。今年もどんな
雲達と出会えるか楽しみです。
<New public presentation>
8年前に予告致しておりました新ページが、
やっと公開の運びとなりました。
こんなに時間が掛かったのは、構想から
テーマの確立や撮影開始までの多大で
難産な葛藤が有ったからです。
これでも私にしては意外と早い方で
はあります。他にも日の目を見ないプランが
山の様に転がっております。
とにかく予算の掛かるテーマばかりなので、
余生でどこまで出来るか謎です。
まだ途中ではありますが、その序章的な
概要をご覧頂けたら幸いです。
https://sarmiento.nsf.jp/gallery03.html
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
<Oct.19.2014>
https://bluepianoman.web.fc2.com/
いつも素敵な音楽をお借りして
おります、Blue Piano Man こと、
Hiroshi Watanabe 氏の
ホームページなどが他のサーバーへ
引越しされました。こちらの楽曲が有って
こそのこのサイトですので、これからも大事に
使わせて頂くつもりでおります。
こちらにもリンクを貼らせて頂きました。
<Oct.06.2013>
写真展 「SENSO」 郷司理恵
Dec.31.2015
2013年10月の写真展をまたここで再考
したいと思います。
写真という媒体で、ネイチャーなどの記録と
発表をなさる方々は、沢山おられると思い
ますが、芸術表現のみに専念される方は
大変少なくなって来たと思います。
それは、表現方法の多様化と手軽さの中、
敢えて手間の掛かる写真手法、とりわけ
難しいアナログ写真の技法を使うのは、
その必然性がどうしても有る場合と、その
手法に信頼感・価値観を感じたり慣れから
来る親しみでチョイスすると思われます。
女史の写真を色々と拝見していると、その
マテリアル達に絶大な信頼を寄せており、
デジタル手法に魂は無いと言わんばかりの
想いと同志感に溢れています。
またその被写体達も、室内空間にこれでも
かとその素材に拘り、綿密なデッサン群で
プランや配置を考え、彼女の劇場・宇宙を
インパクトのある広告表現的な演劇手法で
その世界を作っています。
またその自身の作品に対する絶対な自信と
誇りを見る方々に問い、完成度の高さと
その制作過程の苦労と拘りを語ります。
まさに作品が女史の人格でもあり、作品
表現がここに極まっている感じです。
さて皆様は、ひとの写真作品に何を期待して
展示会に行ったり、その作品集をお求めに
なるのでしょうか。
私はアート作品に技術的感動やその手法の
斬新さに感動・感嘆しに敢えて行く訳では
ありません。確かにやっと最近に見直され
ている日本近代工芸の超絶技巧は確かに
素晴らしいですが、写真作品に一義的に
それを求めて行くわけではないと思います。
写真表現の恐ろしい所は、その手軽さとは
裏腹に発表者の人間性をあからさまに露見
してしまう力を持っていることです。
勿論本人には全く分かりませんが、写真の
表現を追求する人には人格まで推察出来る
のが作品なのです。
それは、「書」に似ています。誰にも写真は
撮れますし文字も書けます。練習すれば
綺麗に撮れたり美しく書けたりもします。
でも簡単だからこそ端的にその人間性が
そのまま出てしまうのが写真と書なのです。
私の作品は、私からは分かりませんがその
思惑・奢り・打算が溢れていると思います。
それは良し悪しではなく、とても自然なこと
でもあるのです。現代において聖人や仙人の
表現者の居場所など無いのですから。
では何を求めて写真展やその他の美術展へ
人々は行くのでしょうか。それは作家の美的
感覚の共感と、その苦悩に満ちた末に得た
死生観に裏付けられた作品力から、魂の
救いを求めているからだと思います。
決してその名声力にあやかりたく行くのでは
ないのです。アートの根源は、その救いの
力にあると思います。
そうなると何故私達は作品として写真を撮る
のだともう一度考えて見る必要があります。
特に我々日本人は物事の順番を再度考えた
方が良いかとおもいます。
何を表現し何を伝えていくのか、その原点に
帰りその手法を考え、最後にその手段を決め
たまたまそれが写真なら良いのですが、最初
から写真を選んで、その中から出来ることを
選んでは本末転倒ではないでしょうか。
「好きこそものの上手なれ」とも言いますが、
趣味として極めるならば私は何も敢えて言い
ませんが、表現者として世に問うなら、その
順番を間違えてはいけません。
女史の作品を見て、日本の写真芸術表現の
在り方を再度考えたこの頃でした。
様式美の伝統工芸界なら、その与えられた
枠の中で最大限の努力をして、その秀才力を
存分に発揮し、美術史に名を残す作品を作れ
る努力家と思いますが、写真表現においては
その残酷な恐ろしい現実を誰も教えてくれない
・言わせない、女史の持つ天運を感じました。
しかし、それも私がいつか辿って乗り越えた
道でもあるのですが。表現者の道に王道は
無いということなのかも知れません。
<Apr.19.2012>
六本木のタカ・イシイギャラリーで開催されて
いる、奈良原一高先生の写真展を拝見しに
行きました。街をテーマにして、発表時期を
越えての面白いセレクトになっておりました。
その中で、時代的に初期のものと思われる
国内での写真作品が、大変魅力的でした。
私には記憶にない作品も有り、その視点が
素晴らしく思えました。以前にもこのページで
書きましたが、奈良原作品の出会いは、
中学時代の事で、その時に思った事は、子供
ながらに、「世の中には自分と同じような物の
見方をする人が居るんだ。」と思いました。
こんな事を書くと、お前何を寝トボケているん
だと、お叱りの電報が今直ぐにでも来そう
ですが、先生に初めてお会い出来た時にも、
先ずこの中学生体験をお話し致しました。
絵柄のリズム感とでも申しましょか、
このリズムが生理的に私にはとても
合うのです。
中学時代のこの写真作品リズムの共鳴が、
私の奈良原先生信者にさせたのでした。
それはどんなものなのか、私のその時代の
写真を下記に。人の配置のリズム感など、
如何でしょうか。人に限らず風景なども独特な
間合いとリズムをこの時から撮っています。
どんな中学生??
↓
1971
Asahi Pentax SP
50mm F1.4
FUJI Neopan SS
<Apr.18.2012>
14日にウナックサロンから、伊藤時男氏の
写真展の図録が送られて来ました。
佐藤篤司氏のデザインによる図録は、
シンプルな一枚ものの紙を切り・折り分け、
観音開きのようなデザインで、三枚の写真の
組み合わせを組み換え比較出来る見事な
ものです。伊藤氏本人も言っていま
したが、断片イメージである作品世界に
大変マッチした構成で、彼の世界観に
相応しい図録となっております。お見事。
<Apr.13.2012>
今日まで新宿のコニカミノルタプラザ
ギャラリーで開催されていた、伊藤時男氏の
写真展、「断章」を見てきました。そして
色々な事を考えさせられても来ました。
作品創りとは、大変孤独な作業です。
自分の美学・価値観をさらけ出し向き合わ
なくてはなりません。それは見る者の賞賛を
浴びる事も猛烈な拒否に遭うことも
また無視される事も非難される事もあります。
対価の期待とは無縁の作業です。
時には絶賛される事も有りますが、それは
得てして自分の意図するものとは違う
見当はずれの場合が多々あり、かえって
表現力の弱さを思い知り無力感を味わう
事にもなります。真のマゾヒストと表裏一体で
なくては勤まらない孤独な作業です。
では、自分が最大の作品の理解者である
かと言えば、それもまた大いに違います。
人の作品を見れば、その人間性は分かり、
そこから作品の世界観を考察する客観作
業は出来ますが、何故か自分の作品では、
それが出来ません。大いなる矛盾です。
さて上記の事を念頭にしての伊藤時男氏の
作品評ですが、彼の作品は、時に
雑誌等で数点掲載される事があります。
それに対する私の周りの評価は、それは
酷評一色です。私も長年その数点の掲載
写真だけでは、共感出来ませんでした。
初めて伊藤時男氏の世界観を味わったのは、
前回のウナックサロンでの個展でした。
それはそこに展示されていた作品ではなく、
装丁された過去の写真集を見た時です。
私は、いつも作品世界を考察する時に、
球体の立体物に例えます。彼の作品世界は、
球体の表面を薄く削ぎ、切り口側を上に
して並べて見せるような手法に思えました。
その切り口を見せるのが、彼のテーマである
「 Fragment 」にも繋がるような気がします。
一般の写真作品は、その表面側を並べる事に
より、その記録性を表現しています。彼は
意図しているかどうかは知りませんが、切り
口側からその内実するその本質を探っている
ような気がします。ですのでその全ピースを
見て球体をイメージしないと、その全体像が
それを見る他人からは浮かばないような気が
します。それが酷評の一因だとも思います。
その辺をどう考えているのか聞いてみま
したが、一点完結の集団だとの事でした。
それは、私の作品に対しても自分でよく言う
言葉ですが、見る人からは、そうではない
とよく言われます。作品が一人歩きして作者
から見えない連続作だとも言われます。
彼の手を離れ、作品が一人歩きして、
その連作性が別の世界観を見せていると
すれば、その球体の世界を表現出来て
いることになります。意図する事とは別に。
では、自分の作品世界観をどう球体で表現
しているつもりかと聞かれれば、スイカを
食べ易い三角形のように切り分け、(実際には
全て三角錐に切るイメージですが)その
表面から一番遠い頂点だけを見せて、後は
作者の世界を想像しろというスタイルです。
写真の宿命である記録性をなるべく無視し、
どこで何をいつ撮ったのかは関係なく、
そんな事より絵画のような絵柄で、ものの
哀れと転生を表現しているつもりです。
おそらく私の意図とは全く違う世界が一人歩き
しているかも知れませんが、またそれも
致し方ありません。私こそが真のマゾヒスト
である事をよく自覚しておりますから。。。。
以上、雑感でした。
<Apr.1.2009>
単行本の表紙に写真が採用されました。
(KODANSHA-BOX)
書店でお見掛けの節には、お手に
取って頂けたら幸いです。
<Mar.28.2008>
前回こちらで御紹介致しました、
Canon EOS Kiss X2 カタログの掲載写真
撮影者である、友人の福田豊文氏の
写真展が行われる事になりました。
スケジュールは、下記の
ようになっております。
− CANON GALLERY −
銀座 08年04月03日(木)〜04月09日(水)
梅田 08年04月03日(木)〜04月09日(水)
福岡 08年04月21日(月)〜05月09日(金)
名古屋 08年04月24日(木)〜05月14日(水)
札幌 08年05月26日(月)〜06月06日(金)
仙台 08年06月02日(木)〜06月13日(水)
彼の力作を是非ご覧ください。
<Mar.24.2008>
キャノンの新しいデジタル一眼レフ、
EOS Kiss X2が発売されました。
今回のカタログは、立木義浩氏
撮影のファミリーを主題にしたカタ
ログと犬を主題に撮影した二種類の
カタログが配布されております。
犬バージョンを撮影したのが、長年の
友人である福田豊文氏です。
自然動物の生態写真からスタートした
彼は、現在ペット・動物園もの
写真の第一人者として活躍しており、
数々の図鑑出版もしています。
今回のカタログには彼の名は有り
ませんが、長年のCanonカメラに
よる活躍が評価されたと思いますし、
今年度からCanonカメラ愛好者に
対する指導・選者にも選ばれたようです。
今後の活躍にも期待します。
<Feb.29.2008>
皆様、Google Labs の Google Pege
Creator をご存知でしょうか。
まだ実験公開中のツールですが、
ウェブ上でホームページが気楽に
作れる優れたページです。テスト版
として、photo office SARMIENTO
のサイト達の案内ページを作って
見ました。まだ英語でしか操作が
出来ませんが、とても簡単なツール
ですので是非お試し下さいませ。
私が作ったページです。
https://photo.office.sarmiento.googlepages.com/
↓
現在は下記に移動になりました。
https://sites.google.com/site/photoofficesarmiento/
<Jan.30.2008>
1月も終わろうとしていますが、
遅まきながら今年最初の更
新となります。本年もこちらへの
ご訪問を頂けたら幸いです。
22日より26日までの3泊5日の
強行軍で、初めてシンガポー
ルとマレーシアに写真以外の
交渉仕事で行って来ました。
カメラも持っては行きましたが、
相変わらず多産でないので
2時間位の間に4シュチュエーション
程度の撮影だけでした。
シンガポールは、街も住宅地も
公園もとても綺麗で良かった
のですが、何か全てが人工美的な
世界で、宗教施設なども
存在感が湧かず、とても不思議な
国土と人々に感じました。
そんな中で一番歴史と国の実感に
触れられたのが、英連邦
の戦没者記念碑と日本人墓地
公園でした。どちらも酷暑の
中で、そこだけ涼しい風が吹き
抜ける別時間の空間でした。
<Dec.28.2007>
昨日JPFのお招きで忘年会に
参加させて頂きました。
メーンイベントとして、こちらでも
以前にご紹介させて頂いた、
ブルースシンガーの「Rio」の
ライブもあり、大盛況でした。
新宿の大ホールでのライブ演奏
しか体験のない私でしたが、
狭い店内の中で、腹に染み渡る
魂の歌声に酔いしれました。
また、佐藤大介氏の胸の奥に響く
ギターにも魅了されました。
演奏前のお二人は、とてもシャイな
感じの好青年達ですが、
ひとたび演奏が始まるとエネル
ギッシュなライブパフォーマンス
を見せてくれました。これからの
更なる飛躍が楽しみです。
<Dec.28.2007>
SHARPの企業カレンダーに
私の写真が採用されました。
お手元にお持ちの方は、ご覧頂け
れば幸いです。これからも色々な
写真を撮影したい思います。皆様、
今後ともよろしくお願い致します。
<Nov.11.2007>
6日に神楽坂のギャラリーレストラン
「artdish」に久しぶりにお伺い
して来ました。
現在「森山大道×沢渡朔 写真展」を
開催中です。
1960〜70年代に写真界で異才を
放つ存在でありましたお二人
ですが、長年の親交なのに
初めての競演写真展だそうです。
森山氏と言えば、70年代の写真
雑誌等で毎月新作を拝見し、
多大な影響を受けました。沢渡氏と
言えば「森の人形館 NADIA」
「少女アリス」の写真展を初日に
勇んで行った記憶があります。
そんなお二人の新作は、中々
見応えのある展示内容でした。
今月18日までの開催ですので、
皆様是非ご覧くださいませ。
<Aug.26.2007>
皆様大変ご無沙汰しております。
前回の更新以降、沢山のご訪問を
頂き大変感謝致します。また沢山の
ご意見も頂きありがとうございます。
処々の多忙を理由に更新が滞った
事を改めてお詫び申し上げます。
この間にブログを中心に控えめな
活動をしておりましたが、この残暑
以降、改めて新規撮影&更新改変
活動を再開したく思っております。
現状のホームページも、リニューアル
するか、新たなページを増設する
か現在検討中です。9月中に今後の
方針を決めたく思っております。
-------------------------------
ところで本日26日の夜9時から、
NHKで放送されたドキュメンタリー、
NHKスペシャル 世界里山紀行
「ポーランド水辺に響きあういのち」を
先程視聴しました。長年の友人である
山岸恵史氏の撮影による力作です。
ここ二年程、何度もポーランドに
通って取材した難産の作です。
お見逃しの方は、深夜等やBSで
再放送される本編を是非ご覧下さい。
里山と人間との共生が如何に地球と
人類の為に重要かを見せています。
前回のフィンランド・次回の中国雲南省の
共々、今後の人類の進むべき
指針の一つとして、何かヒントに成る
ものが有るのではと思います。
こちらにも、今後とも皆様の貴重な
ご意見をお待ちしております。
<May.05.2007>
28日、久しぶりにブルースのライブ
コンサートへ言って来ました。
新宿FACEで行われた、「Rio」の
ステージです。事前にアーティスト
情報が無かったのですが、心に
染みる詩とホットな歌声に魅了され
ました。若手にもこの様なアーティストが
出て来てとても嬉しいです。
また、バンドのメンバーもレベルの
高い演奏を聞かせてくれました。
初めて大きなホールでの演奏との
事でしたが、大成功と言えるライブ
でした。これからも応援
したいと思います。
<Apr.21.2007>
先日、料理家で陶芸家でもある、
David Wells の「料理とうつわ展」の
オープニングパーティーに出席して
来ました。約30名程の方々で溢れ
るギャラリー会場(Gallery Ren)は、
動くのも困るくらい大盛況でした。
Davidのうつわは、一見伝統的な
焼き物のようですが、細部の絵柄に
彼の個性が散りばめられており、
その感性に心を和ます物があります。
料理は、彼独自の切り方も有り、
予想外のもう一味も隠されていました。
パーティーで御一緒させて頂いた、
丹羽さま・井澤さま・大隅さま・高橋
さまの皆様、色々楽しいお話を聞か
せて頂き、ありがとう御座いました。
この展示会は、Gallery 蓮 Ren で、
4月26日まで開催されております。
<Feb.22.2007>
こちらや、Official Version で音楽を
お借りしています、Composer の
Hiroshi Watanabe さんが2枚目の
新作アルバムを発売いたしました。
たいへん待ち焦がれたアルバムで、
期待以上の内容となっております。
私も早速購入させて頂き、仕事場で
その澄んだ音色を楽しんでおります。
皆様にも是非お薦め致します。
Watanabe さんのHPは下記のリンクへ。
https://bluepianoman.web.fc2.com/
<Feb.21.2007>
昨日、東京国立近代美術館工芸館で
行われております、人間国宝の
「松田権六の世界」展に行って来ま
した。以前からたいへん期待して
おりましたが、期待以上の内容で
とても充実した拝観となりました。
お目当ては、ウズラの卵殻を多用
した鶴柄の「蓬?之棚」でしたが、
「蒔絵玉すだれ文盤」のデザイン化
された草柄や「蒔絵槙柏文手箱」
のベージュのと黒の色合い、
「金胎蒔絵花瓶」の金と藍色の交錯に
暫らく見とれてしまい、時間を忘れ
長居をしている自分がいました。
でもやはり一番は、「蒔絵螺鈿
有職文飾箱」でしょう。螺鈿の輝きが
万華鏡のように煌めき、二羽の鳥が
優美に舞う姿は、誰しも暫し
足を止め見入って仕舞います。
同展は、2月25日までの開催です。
<Feb.10.2007>
先日、現在コダックフォトサロンで
開催されている、前田尚宏氏の写真展
「パラレルワールド」展と、オープニング
パティーにお伺いして来ました。
写真家の松尾忠男氏のもとで作品製作を
学んだ氏の作品は、写真を撮る
楽しみに溢れた作風で、長年写真と
格闘している私達とは違う、初々しさを
感じ、とても好感が持てました。私の
未発表作の都市迷宮作品にも通じる
ところもあり、たいへん好きになり
ました。今後が楽しみな方であります。
パーティーへ行くために家を出る
時間を早めにして、フォトサロンの
近所である三信ビル内にある、
「ニューワールドサービス」へも
行って来ました。
ウォンパパも相変わらず元気で、
定番のハンバーガーセットを「たまねぎ」
入りにして堪能しました。素朴な味と
柔らかさをマスタード・ケチャップ無しで
美味しく頂き暫し古き良き時間も楽しみ
ました。また近々にも行きたいです。
<Feb.08.2007>
こちらの更新が滞ってしまい、本年
最初のお知らせとなってしまいました。
Gallery 06 のリニューアルをさせて
頂きました。特に三信ビルの1986年に
撮影した全カットを掲載致しました。
今思えばもっと撮影して置けば良かった
と後悔しております。目新しい物は
ありませんが、是非ご覧下さいませ。
<Dec.21.2006>
昨日、「ニューワールドサービス」で
開かれたライブに行って来ました。
お店のオーナーであるウォンパパは、
あの世界的に活躍するピアニス
ト、ウォン・ウィンツァン氏のお父さん
です。今回のライブは、お孫さん
にあたるmineshi(ウォン美音志)氏で、
ソロギター でのライブでした。
開演30分前には満席状態で、
ご相席を頂いての拝聴となりました。
演奏内容は、美音志オリジナル作品の
「flat, up & down」「Daybreak」
「Morning」「Funk Alone」「風駆ける
未来(あす)へ」映画「純愛」の音楽
「シャンロンの初恋」などで、最前列で
演奏を堪能させて頂きました。
ウォン・ウィンツァン氏の曲も大変
好きですが、息子さんも将来が楽し
みな存在になって来ました。皆様も
機会が有りましたら是非ライブを!
会場では、ウォンファミリー三代が
揃い踏みで、ウォン・ウィンツァン氏
にもお会い出来て素敵なクリスマス
ライブになりました。感謝々々です。
会場でご相席を頂き、素敵なお話を
聞かせて頂いた坂口様、ありがと
うございました。ビールまでご馳走
頂いた伊藤様、楽しいひと時に感謝
致します。小笠原様、いつも謎が
さらに深まるお話しをどうもです。(笑)
<Dec.07.2006>
舟越桂先生にお話を頂けたのに、
新作を見に行かないのは、失礼と
思い本日、日本橋の西村画廊に
お伺い致しました。新作は、性別を
超越した彫像が群居し、見る者を
拒絶も抱擁もせず人間の本質的な
存在感の重さを無心の姿を借り確かな
作意として存在しておりました。
ところでシンボリックなパーツを共有
する姿の彫像を見て、私自身に
とても似ているなと感じました。訳あって
娘を生まれた時からこの手で
育て、16歳に育った今も父と母と兄を
演じながら二人で暮らしている
私には、性別不明な姿にとても
親しみを感じました。時には乳房が
欲しいと感じた育児の時がとても
懐かしく感じます。
<Dec.07.2006>
先日南青山のアンドーギャラリーの
クリスマス会に、末席者として参加
させて頂きました。安東孝一氏を
はじめ、各界のツワモノ達の集まりと
聞き、生首を献上するつもりで
参加させて頂きましが、意外にも何人
もの方々に、「前にも来たじゃないか」
との意外なお言葉を頂きました。
何処でもいる顔なのか、それとも
フテブテしくヌシのような顔をしていた
のかは不明ですが、皆様が気さくに
接して下さいました。感謝感激です。
三次会までお招き頂いたのですが、
何よりも本パーティーにて舟越桂先
生をご紹介して頂き、私の写真機材
製作のうんちくに鋭い突込みを入れて
頂いたのが驚きでした。それにその
気さくな姿勢に創作者の懐の深さを
教えられました。淡々とした普段と人を
見据えた作品との差に感激です。
<Dec.06.2006>
音楽をお借りしております。Hiroshi
Watanabe氏が新しいサイトである
<Official Version>のために相互
リンクの申し出をして下さいました。
大変有難い事で、これをまたご縁に
新サイトの発展に繋げて行けれ
ばと思います。Hiroshi Watanabe様、
まことにありがとうございました。
https://bluepianoman.web.fc2.com/
<Dec.01.2006>
本日、こちらの私的ホームページ
<Private Version>とは、別に
公式業務ホームページである
<Official Version>を公開致しました。
三年間こちらで色々試行錯誤をさせて
頂いた貴重な経験から、今の私に
出来る新しい試みを沢山詰め込んで
見ました。今後は、こちらのサイト共々
ご訪問・ご利用頂けたら幸いです。
これからもよろしくお願い致します。
https://sarmiento.jp/
<Oct.11.2006>
本日東京駅の大丸ミュージアムで、
「幻の棟方志功」展を見て来ました。
これは、大原美術館・大原家・株式
会社クラレが所蔵する棟方志功の作
品や、挿絵の原画などを公開する
特別展で、初公開作品も多数あります。
お目当ては「御群鯉図」と「みみずく図」
でした。どちらも目の表情が良く
鯉のフテブテしい座った目付きと、
ひょうきんなみみずくの目が好きです。
展示作品数は、多くありませんが今後
見れない物もあると思いますので
この機会のご覧になる事をお勧め
致します。東京では17日(火)までです。
<Oct.04.2006>
昨日渋谷のBunkamuraで「ピカソと
モディリアーニの時代」リール近代美術
館所蔵展を見て来ました。平日とは
言え空いていて、チョッと意外でした。
このところ美術展は何処も盛況で、
平日でもユックリ見る事が出来ず不満
でしたので、久しぶりに時間を掛けて
絵画鑑賞が出来て嬉しく思いました。
お目当てはモディリアーニの「母と子」
ですが、思っていたより大きな堂々と
して重みがある全体と、独特な細面描写が
見事なバランスを表していました。
興味深かったのは、「彫刻のための
頭部の習作」2点が、影響を受けたと
されるアフリカンアートの仮面そのまま
のような表現で描かれていた事です。
モディリアーニ独特の細面描写が完成
する過渡的な表現を知る事が出来る
作品で、資料的にも面白いものだと
思いました。なお同展は22日までです。
<Sep.27.2006>
先日書きました、イタリア文化会館の
「クロチェッティ展」作品解説会へ行って
来ました。上村清雄氏(千葉大学文学部
助教授)の解説のもとの開催でした。
上村氏の持論であるアルトゥーロ・
マルティーニとの比較や生前のエピソード
を交えた解説で作品の歴史背景などを
2時間に要約してご説明頂きました。
約30名程の参加者中、約10名程が
関係者の方で、残りが一般の方のよう
でした。老若男女それぞれが、改めて
作品と解説を堪能致しておりました。
今後とも新たな展示会を企画するそう
なので、とても楽しみにいております。
<Sep.25.2006>
DVDですが、30年ぶりにジャン・
コクトーの映画「オルフェ」を見ました。
デザイナーの理惠女史がメールで
彼女の死生観に近い世界だと書いて
くれたので、改めて見直して見ようと
レンタルを探しましたが無く、ネット上の
格安DVDを購入しました。この時代の
廉価版映画は大量に出ています。
今見てもジャン・コクトーの世界観は
独特で、フランス映画好きの私としては
久しぶりに堪能出来ました。理恵女史
にもメールで感想と返礼をしました。
<Sep.22.2006>
千鳥ヶ淵まで行ったついでに以前から
興味のあった、イタリア文化会館へ
行って来ました。1Fのギャラリーでは
断続的に企画展が催されているそうで
現在は、彫刻家であった「ヴェナンツォ
・クロチェッティ展」が開催中です。
クロチェッティ氏は、サン・ピエトロ
大聖堂の門扉のレリーフやマグダラの
マリアなどの彫像で有名な方ですが、
実物を拝見するのは初めてでした。
私は、馬の彫像群が特に気に入り、
また娘達を活々描いたシリーズに魅了
されました。27日には作品解説会も
あるそうなので参加する事にしました。
解説会の報告はまた次回に。
<Sep.22.2006>
昨日初めて千鳥ヶ淵の山種美術館に
行って来ました。現在開催中なのは
「花鳥の詩」展です。9月24日(日)までの
山種コレクションの企画展示です。
私のお目当ては、狩野永岳作「時鳥」
「雉子」でしたがその病的な細密描
写に思わず見入ってしまいました。
狩野永岳と言えば京狩野家の第九代
で、妙心寺・大徳寺などの襖絵で有名
ですが、私はこの小品が好きです。
特に「時鳥」の精緻な鳥の描写と、
対象的な広い空の空間表現がとても
好きです。皆様も今後の展示には
是非ご覧ください。次回の企画展は、
9月30日からで重要文化財の
竹内栖鳳作「班猫」です。
<Sep.15.2006>
デザイナーの理惠女史のご紹介で、
神楽坂にあるアートギャラリー&カフェの
「artdish」に初めてお伺いして見ました。
事前情報があまり無かったので今日は場
所確認程度にしようと気楽にお伺いして
みました。東西線神楽坂駅の真上です。
現在企画展の「Akio Nagasawa presents
森山大道 Tシャツ展」を展示中で、
通常のペーパープリントとは違う面白い
媒体で森山作品を表現しておりました。
一般のアートギャラリーとは違いカフェ
併設の敷居の低い雰囲気で、入りやすく
また展示ジャンルを問わないシンプルな
空間で町並みにも馴染んでいました。
オーナーの沢渡麻知さんにもお目に
掛かり、ギャラリー設立までのお話やこれ
からの展開等を聞く事が出来ました。
こちらでは一般にも展示スペースの貸し
出しをしているそうです。個展開催ほど
でもない新作展示にむいていそうです。
次回は、理恵女史と共に、勧めの料理の
ほうも頂いて見ようと思います。
<Sep.14.2006>
今日、両国の江戸東京博物館で
「始皇帝と彩色兵馬俑展」を見て来ました。
兵馬俑は、今までにも何度か日本で
展示がありましたが、彩色がかなり残った
物の展示は初めてだそうです。実物を
見ましたがこれが2000年も前の物とは思
えぬほどかなり残っていました。埋設
環境と発掘技術と保存処理の成果です。
本来は、殆どのものが発掘と同時に色が
無くなるそうです。その為に大々的な
発掘作業をせず大部分の物が手付かずに
埋もれています。将来の技術革新で新
たな発掘方法が確立されれば、その全容を
調べる事が出来るようになるでしょう。
私が特に興味を覚えたのが人工の河川を
作り、そこに実物大の青銅製の鶴や
白鳥や雁などを31羽並べ、またそれらに
エサを与えたりする兵馬俑が発掘された
事です。実物大の鶴や白鳥は実際に
展示されていてかなり精巧な作りでした。
始皇帝陵を警護する兵馬俑だけではなく、
このような風柳を楽しむ物も作られ
埋設されていた事が私には素晴らしく
思えました。本展は、10月9日までです。
<Aug.18.2006>
先日までの上野通いの時に、毎度東京
芸大美術館の長蛇の列を眺めていました。
20日まで開催中の「ルーブル美術館展」の
見学待ちの長い列です。私も意を決して
炎天下の中、朝一番の拝観を決行致しました。
今回の展示は、古代ギリシャ時代の
大理石彫像を中心に、赤絵のアンフォラ
陶器などを多数展示した美術展でした。
紀元前後の大理石彫像は、二千年も前とは
思えない美しい彫りを留めていますが
アフロディテ等の女神像は、現実女性より
遥かに男性的な骨格で、そこに大きな乳
房と臀部と小さな頭部が後付されたような
美しい?姿で我々を見下ろしていました。
ヘラクレス等の男神像は人間離れした
動物的な肉体を誇示し、ソクラテス・プラトン
・アリストテレス等の賢人達はその深い
思索を顔の奥まで刻みこんでいました。
その中でとても立派だったのが葬礼記念碑の
ライオン像でした。力強く誇張された
四脚がとても美しく、大理石の持つ素材と
重量が躍動感を引き立てていました。
面白く思ったのは、アンフォラなどの赤絵が、
今時の少女マンガの顔に似ていた
のが笑えました。逆にこのあたりの顔立ちが
ルーツなのかとも思いますし、日本
人の古代ギリシャ好き(人間くさい多神教
世界)を何となく理解した気がしました。
<Aug.13.2006>
「伊藤若冲・・・」「ゲルマニウム・・・」と、
続けて東京国立博物館に行ったついでに
何十年かぶりに本館などの展示を見て
来ました。近年大掛かりな展示方式変更を
行った本館内部は、かなりの展示数で、
半日がかり×2回の見学となりました。
国立科学博物館は、建物共々お気に入りで
よく行きますが、本当に久しぶりでした。
お目当ての一番は、国宝「久隅守景筆
・納涼図屏風」です。本物を見るのは初めて
でしたが意外と大きな物なのに驚き、その
構図の間合いの素晴らしさに感嘆しました。
これが国宝??と思う人も多いようですが、
雪舟の中国もどきの山水画に比べて遥
かに日本的な精神・宗教・世界感を表す
逸品と思っております。私は、こんな簡潔な
絵と、はたまた真逆な田中一村のような
病的に繊細描写の画風の絵が好きです。
<Aug.11.2006>
本日、かねてから話題であった確信犯的
賛否両論映画の「ゲルマニウムの夜」を
見てきました。問題作と前評判の高い映画
ですが、確かに映画の途中で耐えられな
くなり、席を立つ女性もいました。まさに
それが確信犯的映画の目的のようでした。
ところで私はと言うと、原作を読まずに
見に行きましたが、理性や常識や良心を試
すという触れ込みの割には、何も嫌悪感も
違和感も無く楽しんで見てしまいました。
あまりに今の現実社会の方が遥かにが
崩壊している事と、フェリーニの教会批判映画
を見て育った私にしては「バラの名前」に
似ているなとか、石橋蓮司が好演だなとか、
広田レオナ(43才!)がまだ綺麗だなと
いった感想ぐらいしか出て来ませんでした。
私の方が異常!?なのか久しぶりの
見応えのある映画でした。リンクを下記に。
<Aug.11.2006>
先日、今話題にもなっている「若冲と江戸
絵画展」を上野の東京国立博物館へ
見に行って来ました。もちろんお目当ては
プライスコレクション「伊藤若冲」です。
若冲と言えば「群鷄図」や宇多田ヒカルの
PVでお馴染みの「樹花鳥獣図屏風」
などの細密画ですが、数多い展示物の
中で私が最も感激したのは、シンプルに
描かれた「鶴図屏風」でした。まるで
一筆書きのように鋭く走った筆で描かれた
墨絵は、卵のような形で鶴を大胆で簡潔に
生き生きと一気に描き切っています。
細密画の動植物も確かに素晴らしい気迫に
満ちた絵でありましたが、(展示後半
にある琳派の絵がまるで塗り絵のように
見えた位です)このシンプルな鶴達には
題材の持つ生き物の気が溢れ出ていました。
現物を眼前で是非ご覧ください。
<Jun.27.2006>
今日、現像所の帰りに、久しぶりに
銀座のINAXギャラリーを覗いて来ました。
INAXギャラリーは昔から銀座で一番の
お気に入りの場所でしたが、以前に改装
される為、休館になってからスッカリ
ご無沙汰していました。二階に有った展示の
スペースは九階に移動していました。
本日拝見したのは、「塩保朋子展」でした。
事前には存じ上げなかったアーティストの
方でしたが、繊細さと大胆さを併せ持つ
インスタレーションでした。言葉でご説明
するより、下記のリンクを見て頂いた方が
早いですが、緻密さからは想像出来ない
大きさの作品で、その照明効果によって
会場内に大きな光る風の道をを感じ
させる、素敵な空間表現になっていました。
会場の反対側のギャラリーでは、これまた
対極的な展示物が繰り広げておりました。
「小さな骨の動物園展」と、名付けられた
この展示は、リンクページをご覧のとおり、
動物の骨格標本を学術的に展示している
訳ですが、自然が作ったアートオブジェの
ような美しさでいっぱいでした。両展示に
ついては対極的ではありますが、私の美
意識においても生理的にも大好きな世界で、
一箇所でこの様に見れて幸せでした。
人間が決して創り出す事の出来ない線と
形の上に、進化・環境対応から生まれた
合理的な美と質感を併せ持つ、アート
造形の原形のような展示内容でした。
<Jun.18.2006>
本日まで開催の上野国立科学
博物館の「ナスカ展」へ行って来ました。
3月から行くつもりでいましたが、ついに
本日最終日になって仕舞いました。
地上絵のドキュメンタリーTVは、かなり
見ているので映像展示は期待して
いませんでしたが、祭事土器の絵付けの
見事さや組紐のような神官型の
飾り、儀式用敷織物や見事なミイラに
見とれてしまい、この時代の文明に
魅了されました。雨の中、大混雑でしたが
充分価値のある展示内容でした。
<May.21.2006>
昨日、竹橋の東京国立近代美術館で
開催されている「藤田嗣治展」を
見てきました。レオナルド・フジタは、
乳白の裸婦像や猫の絵などで有名
ですが、今回は従軍画や中南米
旅行画や晩年の宗教画・子供達を面白く
描いた絵などもあり、大変見応えの
ある回顧展に企画されたいました。
簡潔な線描画のイメージのある裸婦像
なども、実物を見ると緻密な背景や
衣服の模様描写に驚きました。また肌の
トーンも絶妙で大理石像を思わす
質感でした。展示会は本日までですが、
この後は京都・広島と巡回します。
大変混雑していましたが、機会があり
ましたら印刷物とは違う本物の良さを
是非ご覧下さい。再認識出来ます。
<Apr.23.2006>
昨日、上野の国立西洋美術館で
開催されている「ロダンとカリエール」展を
見てきました。オーギュスト・ロダンと
言えばブロンズ像の作品が有名ですが
今回は、何点かの大理石像が展示
されていて、その質感に魅了されました。
原石から完全に彫り出されていない
像が、石と人間の同化のように見え、
生身の人物以上に苦悩や悲しみ情欲を
単純化し、浮き立たせていました。
ブロンズ像も複数の裸体像を絡まさせた
配置に、倒錯と快楽と絶望感を見る
側に遠慮なく突き付けて来ます。今回
始めてデッサンも見ましたが、その簡潔
な力強い線とボカした影と彩に、才能と
強い意志と情熱を思い知らされました。
一方、ウジェーヌ・カリエールは、ムンクの
ような流れ渦巻く線と、油でボカした
乳白色で擦りガラスの向こうのような
幻想感を薄い油彩で表現していました。
<Apr.07.2006>
昨日、神保町の岩波ホールにて、
川本喜八郎氏の新作人形映画である
「死者の書」を見て来ました。NHK人形劇
「三国志」以来のファンである氏の
新作という事で当初より期待しており
ましたが、かなり好評との事で公開後
すぐに大変混雑との報道に、昨日まで
鑑賞の機会を伸ばしておりました。
本日までで岩波ホールでの公開が
終わって仕舞いましたが、今後他所での
公開が有りましたら是非お薦め致します。
折口信夫氏の原作ですが、映画も
歴史背景が理解できないと難解な面も
有りました。しかし人間以上に表情の
豊かな人形の動きに惚れ惚れ致しました。
実写以上に幻想的な映像です。
<Jan.21.2006>
約半年ぶりの更新になります。この間に
こちらにご訪問頂いた方々には、
本当に申し訳なく思います。木造の
スタジオをコンクリート(モルタル)造りに
改装するに当たり、左官屋の親方に
相談致しましたが、余りに難題との事で、
最終的に全て自身の手による改装に
なりました。腕には覚えが有りましたが
本格的な工法は、予算的に出来ず、
ただ一人の孤独な作業となりました。
一応の完成を見たのでこれから新しい
テーマの作品製作に掛かるつもり
です。またこの場を借りてそれらを
発表出来たらと思っております。
スタジオ内写真を下記に。
<Jul.06.2005>
スタジオの改修作業を始めたため、
こちらの更新が滞って仕舞いました。
本日、GALLERY-05に写真を追加
致しました。ご覧頂けたら幸いです。
習作が仕事に繋がった例として載せ
させて頂きました。私らしくない面も
有りますが、やたら沢山の作風を
持つ私らしいとのご意見も有りました。
<Apr.19.2005>
長期間ページの更新が出来ずにいました。
主に次作の準備作業の為でした。
途中経過でも近日中にお見せ出来ればと
思っております。また、デジタル作品の
新規構想もあります。フィルム作品とは
違うテーマで出来ればと思っております。
<Jun.21.2005>
昨日、目黒の庭園美術館で田原桂一氏の
「光の彫刻」 展を見て来ました。
写真より始まった表現は、光のインスタ
レーションまでその表現領域を広げ、
平面画像のみならず立体物まで視覚的な
可能性を追い求めた作品群でした。
特に石板に写真乳剤を塗布しそこに
石像彫刻の写真を焼き付け、立体石像を
再度平面石像に戻し、そのオリジナルの
持つ時間や存在感をまったく違う物に
する表現力に痺れました。無機質な存在に
光を使い新たな魂を与えています。
<Dec.14.2004>
最近、久しぶりに写真家の松尾
忠男氏に会いました。相変わらずの
写真制作の有り余る熱意に感激
致しました。氏は現在新作の出版を
計画中です。私も試作版を拝見し
ましたが、いつも新しい表現の可能性を
追求する姿勢には敬意を表します。
こちらのホームページも見て頂きまし
たが率直な意見を貰い感謝しております。
これからも写真表現の仲間として、
(飲み友達としても)永くお付き合いを
させて頂きたく思いました。
<Nov.14.2004>
昨日、奈良原一高先生の写真展と
セミナーに出席して来ました。
相変わらずのお茶目な解説と
未展示分を含む作品の上映と解説で
楽しいひと時でしたし、最前列先生の
正面で話が聞けて幸運でした。
今回は、奈良原先生だけでなく、
伊藤時男氏に久しぶりに会えるかな
との期待が有りました(畑鉄彦氏の
セミナーで最前列に居たそうです)
が、奈良原先生の奥様にお伺い
したところ、写真の大作家である、
ロバート・フランク氏の誕生会を祝う
ためにニューヨークに行っている
との事でした。(伊藤時男氏 2001年
アンドレア・フランク賞 受賞)
奈良原先生の今回の作品は円形の
画面が周辺で曖昧にボケて行く
構成で視覚的な造形の面白さを
狙ったものが多くを占めていました。
例えが悪いですがこのHPの
GALLERY-05(My Study)のように
解説をしてしまうと面白さが半減して
仕舞うような不思議さと笑いの有る写真
の数々で是非皆様にもお薦めです。
11月22日まで新宿で開催です。
<Nov.03.2004>
奈良原一高先生の写真展が、
新宿ニコンサロンで開催されます。
「円 En-Circular Vision」 期間は、
11月9日(火)から11月22日(月)
です。5〜7月に開催された恵比寿の
東京都写真美術館の写真展
にも多少展示されていましたが、
円形プリントの作品のようです。
丸い写真フレームがとても綺麗で、
その中に正方形とはまた違った
とても空間的に安定した円画像
世界が繰り広げられていました。
今からとても楽しみな写真展です。
<Oct.25.2004>
写真とは関わりの無い話ですが、
22・23日と新潟に旅行していました。
22日は六日町に泊まり、23日は
三条燕から夕方に高速で東京に帰り
ました。小千谷ICを通り抜け、
関越トンネルを抜けたところで一回目の
地震に遭いました。直ぐ通行止めに
なり渋滞しましたが30分後に走行
可能となり何とか東京まで帰って
これました。帰宅後新潟の知人などに
連絡を取り、全員の安否の確認も
取る事が出来ました。かなりの被災者
も出てさっきまで見ていた風景が
変わってしまった事が信じられないで
います。被災された地域の方々には、
心よりお見舞い申し上げます。
<Sep.26.2004>
新宿の「ペンタックスフォーラム」で
9月30日まで、東京工芸大学の
助教授である、畑鉄彦氏の個展が
開催されています。心象風景を
題材にした「確かな存在」
シリーズの4作品目です。
<Jul.31.2004>
長期間更新を致しませんでした
Galleryページですが、Gallery-4の
撮影を9月頃から始められる目処が
立ちました。構想から4年、準備
作業が難航し、資金的にも厳しい中
初のポートレート集に成る予定
です。撮影は全てフィルムですが、
デジタル機器も総動員して撮影の
前後でのシュミレーションが出来る
体制で準備がほぼ完了しました。
上手く行くようでしたら、これが最初に
まとめられる物になりそうです。
当ホームページで音楽をお借り
しております、Blue Piano Man こと
Hiroshi Watanabe氏が先日自主制作の
CDを発表されました。心より
お祝いを申し上げさせて頂きます。
私も早速注文を致しました。現在
たいへん好評につき品薄状態との
事ですが、ご覧の皆様もお聴きの
通り素晴らしい曲の数々ですので、
是非ご購入される事をお薦め致し
ます。下記にも Watanabe氏のHPの
リンクを付けさせて頂きます。
- Blue Piano Man -
https://bluepianoman.web.fc2.com/
<May.27.2004>
昨日26日に東京恵比寿の東京都
写真美術館で開催中の写真展
奈良原一高先生の回顧展「時空の
鏡:シンクロニシティ」展を拝見
させて頂きました。私と奈良原
先生の写真との出会いは中学生の
時でしたが、その強烈な光と影は
写真表現の無限の可能性を私に
突きつけたと同時に、大変生意気な
話ですが同じ様な物の見かた
をされる方がいらした事にたいへん
感激したことを覚えております。
3年前、光栄な事に奈良原先生
ご夫婦との食事会に同席させて頂く
事が有り、その中学時代の感じた
事を初対面なのに無遠慮にお話
させて頂きましたら、先生は大変
苦笑し奥様は大笑いされました。
先生にはお話を色々伺う事が出来
ましたが、過去の話をあまりされず
初代からお使いのMacとその大きな
可能性について熱く語られました。
その時はMacを使った作品作りを
とてもイメージ出来ませんでしたが
今回それを拝見する事が出来、
そのこだわりの無い創造力に脱帽で
した。説明で書かれていましたが、
いつもゼロ地点に戻られてから
新しい方法論をとられるそうで、
同じ多産でも中途半端なものばかり
作っている私(写真を見て頂いて
お分かりでしょうが)とは大違いです。
その様な訳で気持ちも新たにした
一日でした。ありがとう御座いました。
写真展は7月11日まで開催されて
おります。皆様も是非ご覧下さい。
<May27.2004>
先月の中国取材で同行された
女性の方のお父様が写真家の
阿部徹雄先生という偶然があり
ました。まだまだご健在とお聞きし、
二度驚きました。90歳でも矍鑠と
なさっているそうで嬉しい限りです。
阿部先生と言えば「カメラ毎日」
などで色々拝見した覚えが有ります。
今回、1991年の最新の写真集を
頂き、改めて過去の写真集の多さに
驚きました。「私を知らないのは
モグリだ」と言われるのが分かります。
<Apr.13.2004>
12日に中国取材から無事に
帰る事が出来ました。ビデオ撮影も
取材写真も全て上手く行き
ましたが、自分の作品らしいものは
撮る事が出来ませんでした。
(宿舎から撮った写真を下に・・・)
<Mar.14.2004>
こちらで写真をご覧になった事も
ご縁で、中国での取材の依頼を
頂きました。今回はビデオ撮影が
主な仕事ですが、多少は写真も
撮る予定ですので、帰国後こちらで
掲載出来ればと思っています。
4/2〜4/14の予定。
INDEX 各ページへ
TOP トップページへ
_____________